住宅ももっと個性を出していくべき

自分の住宅の見つめ方

住宅ももっと個性を出していくべき 家についての理想や希望、あるいは思い入れといったようなことは、誰もが持つと思います。それだけたくさんの思いを詰め込めるものといったら、家の他にはあまり見当たらないでしょう。強いてあげるなら車かな、という気もしますが、家と車では金額に違いがあります。かといって誰もが理想通りの家に住めるというわけではないため、余計に思い入れも深くて大きいものになるのかもしれません。自分の住宅を手に入れたにも関わらず、ここがもっとこうだったらよかったのに、とか、もっとこうしたかった、とかいった思いがあふれてくるのも、期待の寄せ方が大きすぎるからかもしれないと思います。

思いのたけを込めて作った注文住宅なら別ですが、建て売りを買った場合はそっくりそのまま受け入れて、その家を愛することにした方がよほど楽だし、よいと思います。悪いところを見てばかりいるとよいところが見えなくなってしまうのは、当然のことです。よいところを見ていれば、悪いところもそう悪く思えて来ないのが人間の脳の不思議なところですから、それを最大限に生かして家を見ることが大事です。せっかく買った自分の家、悪いところを見つめ続けるよりよいところを見つめた方が、幸せになるのは言うまでもありません。
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