住宅ももっと個性を出していくべき

これからの時代は住宅にももっと個性を求めるべきです。住宅と言えば団地や建売のように個性がほとんど感じられないと言うイメージがありますが、大きな需要があった時代なら効率優先は仕方の無いことですが、現代ではそうした考えはもはや通用しないと考えるべきです。もっと家ごとに個性があってしかるべきだし、それが楽しい街作りにもつながるのではないでしょうか。たとえば色とりどりの家が並び、形もさまざまな家が続くような通りを考えるとそれだけでわくわくしてくるし、一度はそうした通りを通ってみたいと思うでしょう。
ただし注意するべきは街全体としての統一感を考えると言うことです。たとえば古い町並みを保存して観光資源にしている街はたくさんありますが、個性的な家をずらりと並べてもそれだけでは統一感が無くばらばらと言う印象を人に与えるかもしれません。そうしたことの無いように、各自治体で家の作りや色合いをそれぞれまとめていけば、個性を出しつつ統一感もある街が出来上がるのではないでしょうか。また統一感も市町村ごとに大きく変わることが考えられるので、将来的には自分の気にいった街に住むという動きも出てくるでしょう。それは地方の少子化対策や活性化にも直接影響してくるのではないでしょうか。
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